偏頭痛(片頭痛)|薬を飲む前に知っておきたい原因と症状

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
片頭痛の原因と症状

頭痛の中でもよく知られているのが偏頭痛(片頭痛)です。

偏頭痛(片頭痛)は、痛みで仕事や家事ができないなど、日常生活に支障がでる人も多い頭痛です。

軽い症状は市販薬で対処することもできますが、「薬を飲んでも効かない」「頭痛の回数が増えた」という理由で薬を頻繁に服用すると薬物乱用頭痛といった新たな頭痛を引き起こす危険性もあります。

偏頭痛(片頭痛)を改善するには、まず偏頭痛(片頭痛)とは何かを知ることが大切です。

ここでは、薬を飲む前に知っておきたい偏頭痛(片頭痛)の原因と症状についてご紹介します。

目次

1. 頭痛の種類

2. 偏頭痛(片頭痛)の症状

3. 偏頭痛(片頭痛)の原因

4. 偏頭痛(片頭痛)の対処法

5. 偏頭痛(片頭痛)の原因と症状 まとめ

 

1. 頭痛の種類

頭痛には、一次性頭痛と二次性頭痛があり、病気や怪我など、他の疾患が原因の頭痛を二次性頭痛といいます。

それ以外の一般的に頭痛と呼ばれている偏頭痛(片頭痛)や緊張型頭痛は一次性頭痛になります。

一次性頭痛

  1. 偏頭痛(片頭痛)
  2. 緊張型頭痛
  3. 群発頭痛 など

二次性頭痛

  1. くも膜下出血
  2. 脳腫瘍
  3. 髄膜炎
  4. 高血圧
  5. 頭部神経痛 など

二次性頭痛には、くも膜下出血や脳腫瘍のような命にかかわる危険な頭痛もあります。

今まで経験したことがない激しい痛みや吐き気、めまいなどを感じたら自己判断せずに必ず専門医の診断を受けて下さい。

2. 偏頭痛(片頭痛)の症状

偏頭痛(片頭痛)は20〜40歳代の女性に多く、日本人の8.4%の人が偏頭痛(片頭痛)を発症しているといわれています。

また、偏頭痛(片頭痛)は、日常生活に支障を及ぼすほどの症状を訴える人も多いのが特徴で、74%の人(頭痛で寝込む、ときどき寝込むという人が34%、寝込まないが支障が大きい40%)が生活に支障を及ぼしているという報告もあります。(参照:Sakai F, Igarashi H.Prevalence of migraine in Japan: a nationwide survey)

典型的な偏頭痛(片頭痛)は、予兆期や前兆期、頭痛期を経て回復していきます。

2−1. 偏頭痛(片頭痛)の予兆期

  • 肩がこる
  • イライラする
  • あくび
  • 空腹を感じる、甘い物が食べたくなる
  • むくみ など

2−2. 偏頭痛(片頭痛)の前兆期

頭が痛くなる前に視覚,感覚,言語などの異変が現れることがあります。

  • 視覚症状:目の前がかすむ、チカチカするなど
  • 感覚障害:手足のしびれなど
  • 言語障害:しゃべりにくくなるなど

2−3. 偏頭痛(片頭痛)の頭痛期

偏頭痛(片頭痛)の主な症状は、頭の片側がズッキンズッキンと、脈打つような痛みで、吐き気やめまいを伴うこともあります。

症状は短い人で数時間、長い人では2〜3日続く人もいます。

偏頭痛(片頭痛)の特徴

  1. 拍動性:脈打つような痛み
  2. 頭痛の持続時間:4~72時間
  3. 片側性:主に頭の片側が痛くなる
  4. 悪心(おしん):胸のむかつきや吐き気
  5. 生活支障度:歩いたり、動いたりすると痛みが強くなるなど日常生活へ支障がでる

上記5つのうち 4つに当てはまれば片頭痛の可能性が高いといえます。

その他にも光や音に過敏になるというケースもあります。

3. 偏頭痛(片頭痛)の原因

結論からいうと、偏頭痛(片頭痛)の原因はいくつかの説(血管説、三叉神経血管説、神経説など)があり、実は、まだ明らかになっていません。

偏頭痛(片頭痛)を発症、慢性化させるメカニズムは明らかにされていませんが、偏頭痛(片頭痛)の発症・慢性化と関係があると考えられているものには以下のようなものがあります。

3−1. 偏頭痛(片頭痛)を引き起こす要因

3−1−1. ストレスと偏頭痛(片頭痛)

偏頭痛(片頭痛)を発症した時に多くの人が自覚しているものにストレスがあります。

ストレスがある時に頭が痛くなる人もいれば、ストレスから解放された時に痛くなる人もいます。

ストレスに関連して、疲労や睡眠の質・時間なども片頭痛を引き起こす要因と考えられます。

3−1−2. 生理と偏頭痛(片頭痛)

月経の数日前から月経中にかけて偏頭痛(片頭痛)が起きる女性も多く、生理も片頭痛を引き起こす一つの要因と考えれています。

また、生理の時の偏頭痛(片頭痛)は他の時期と比べて痛みも強く、持続時間も長いといわれています。

3−1−3. 偏頭痛(片頭痛)と食事

食事も偏頭痛(片頭痛)を発症する要因と考えられています。

医師にお酒を控えるように注意されたことがある人もいるかもしれませんが、アルコール(赤ワインが有名)も頭痛を誘発します。

その他に、チョコレートやナッツ類、チーズなど特定の食品が頭痛のきっかけになる人もいます。

3−1−4. 偏頭痛(片頭痛)と環境

天候(気圧)の変化や寒暖の差など環境の変化も偏頭痛(片頭痛)発症の要因と考えられています。

曇りや雨の日、季節の変わり目などの他には、旅行や外出などがあります。

また、騒音や光、においなどが引き金となって頭が痛くなるケースもあります。

3−1−5. 偏頭痛(片頭痛)と遺伝

親子、兄弟など血縁のある親族に偏頭痛(片頭痛)の人がいると片頭痛を発症する確率が高くなります。

偏頭痛(片頭痛)には遺伝子が関与しているという研究報告は多くありますが、どの遺伝子が偏頭痛(片頭痛)に関与しているのかは明らかになっていません。

3−2. 偏頭痛(片頭痛)を再発・慢性化させる要因

偏頭痛(片頭痛)で問題になるのが慢性化です。

慢性化してしまうと薬が手放せなくなったり、痛みによるストレスが増えてさらに症状を悪化させてしまいます。

偏頭痛(片頭痛)を再発・慢性化させる要因として考えられているものには以下のものがあります。

  1. 食生活:脂肪や油分の多い食べ物、コーヒーやお茶(カフェイン)の過剰摂取
  2. 肥満:肥満(BMI25以上)の人は、慢性化するリスクが適正体重の人の3〜5倍
  3. ストレス:日常のストレスや不安、環境の変化(転職や失業、引っ越しなど)によるストレスも偏頭痛(片頭痛)を慢性化させる要因です
  4. 薬:月に 10 日以上トリプタンやNSAIDs を服用するなど、薬を過剰に摂取すると慢性化や薬物乱用頭痛につながります
  5. 顎関節症:顎関節症、肩こり、首こりも片頭痛を慢性化させる要因の一つといわれています

4. 偏頭痛(片頭痛)の対処法

4−1. 偏頭痛(片頭痛)の薬物療法

現在おこなわれている偏頭痛(片頭痛)の対処法は薬物療法が中心になります。

症状が軽い場合は市販薬(アセトアミノフェンなど)で対処可能です。

市販薬で効果がない場合や生活に支障がでるほどの重い症状の時は病院で処方される薬(NSAIDs、トリプタンなど)を服用します。

偏頭痛(片頭痛)の主な薬

  1. アセトアミノフェン
  2. 非ステロイ ド系抗炎症薬(NSAIDs)
  3. トリプタン
  4. エルゴタミン

薬物治療で注意することは、薬物の乱用です。

偏頭痛(片頭痛)を治すための薬が逆に頭痛(薬物乱用頭痛)を引き起こしてしまうケースがあります。

薬が効かない、頭痛の頻度が多いという場合でも、1ヶ月に10日以上薬を使用するのは薬物乱用頭痛になるリスクがあるので注意してください。

4−2. その他の療法

薬物療法だけでは効果がない、または、効果が不十分で、他の治療法に頼らざるを得ないという人も多くいます。

その場合、認知行動療法、鍼治療、カイロプラクティック、サプリメント(マグネシウム、ビタミンB)など薬物療法以外の方法で対処することになります。

具体的には、頭痛時の対処法は薬物療法、頭痛予防はその他の治療法という使い分けになります。

偏頭痛(片頭痛)の慢性化を防ぐには、薬に頼らない日常生活と予防が大切です。

5. 偏頭痛(片頭痛)の原因と症状 まとめ

  • 危険な二次性頭痛を除外するためにも病院で受診する
  • 偏頭痛(片頭痛)の原因は明らかになっていない
  • 軽症の場合は市販薬で対処可能
  • 薬の多用による薬物乱用頭痛に注意する
  • 薬物療法だけでは治らない場合(再発・慢性化)は他の対処法(予防法)を試す

バックッペインラボ式対処法は「片頭痛・緊張型頭痛|薬に頼らないで慢性頭痛を解消する方法」で詳しくご紹介しています。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。

体の「痛み」のこと。不安なこと。気軽にご質問ください。LINEで24時間受付中です。

LINEでのご質問、ご相談はこちら↓

LINEで質問する

コメントを残す

*