緊張型頭痛・慢性緊張型頭痛|薬を飲む前に知っておきたい原因と症状

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緊張型頭痛 原因

緊張型頭痛は、多くの人が経験するごく一般的な頭痛です。

生活に支障がでるほどの症状は稀で、病院に行かなくても市販薬ですませるか、時間が経てば自然に治ります。

ただし、緊張型頭痛の再発と慢性化には注意が必要です。

緊張型頭痛は他の頭痛に比べて症状は軽いと言われていますが、毎日のように頭が痛くては仕事も家事も集中できません。

再発を繰り返したり慢性化してしまうと薬を飲む回数も増え、薬による頭痛(薬物乱用頭痛)を引き起こす可能性も高くなります。

薬を手放せないという人は特に注意してください。

再発・慢性化した緊張型頭痛を改善するには、まず緊張型頭痛を知ることが大切です。

ここでは、薬を飲む前に知っておきたい緊張型頭痛の原因と症状についてご紹介します。

目次

1. 頭痛の種類

2. 緊張型頭痛の症状

3. 緊張型頭痛の原因

4. 緊張型頭痛の対処法

5. 緊張型頭痛の原因と症状 まとめ

 

1. 頭痛の種類

頭痛には、一次性頭痛と二次性頭痛があり、病気や怪我など、他の疾患が原因の頭痛を二次性頭痛といいます。

それ以外の一般的に頭痛と呼ばれている偏頭痛(片頭痛)や緊張型頭痛は一次性頭痛になります。

一次性頭痛

  1. 偏頭痛(片頭痛)
  2. 緊張型頭痛
  3. 群発頭痛 など

二次性頭痛

  1. くも膜下出血
  2. 脳腫瘍
  3. 髄膜炎
  4. 高血圧
  5. 頭部神経痛 など

二次性頭痛には、くも膜下出血や脳腫瘍のような命にかかわる危険な頭痛もあります。

今まで経験したことがない激しい痛みや吐き気、めまいなどを感じたら自己判断せずに必ず専門医の診断を受けて下さい。

2. 緊張型頭痛の症状

緊張型頭痛は男性よりも女性に多く、頭痛のなかでも最も多い頭痛といわれています。

偏頭痛(片頭痛)や群発頭痛に比べ症状が軽く、日常生活においても支障を及ぼすほどの症状は少なく予後良好な頭痛です。

しかし、緊張型頭痛が慢性化した慢性緊張型頭痛では 40.5%の人が日常生活に支障をきたしていると答えています。

慢性緊張型頭痛とは1ヶ月に 15日以上、年間 180 日以上の頻度で生じる頭痛のことです。

いくら偏頭痛(片頭痛)や群発頭痛に比べて症状が軽いといっても、毎日のように頭が痛くなるというのは日常生活に支障がでるだけでなく精神的にもつらいものです。

緊張型頭痛でもっとも重要なことは再発・慢性化させないということです。

緊張型頭痛の主な症状

  1. 頭痛の持続時間:30分〜7日間持続
  2. 偏頭痛(片頭痛)のようにズキンズキンと脈打つような激しい痛みではなく、頭が締め付けられるような鈍い(重い)痛み
  3. 頭全体や後頭部が痛む
  4. 頭痛の強さは軽度~中等度で寝込むほどの症状は片頭痛に比べて少ない
  5. 偏頭痛(片頭痛)のように歩いたり、動いたりしても痛みが強くなることはない
  6. 偏頭痛(片頭痛)のような前兆(目の前がチカチカするなど)や嘔吐がない

その他に、めまいやふらつき、体がだるくなるなどの症状があります。

また、肩や首のこりを伴うことが多いのも特徴です。

3. 緊張型頭痛の原因

緊張型頭痛も偏頭痛(片頭痛)と同じようにいくつかの説があるものの原因は未だ明らかになっていません。

緊張型頭痛のメカニズムは明らかにされていませんが、緊張型頭痛の発症・慢性化と関係があると考えられているものには以下のようなものがあります。

緊張型頭痛を引き起こす要因

ストレスと緊張型頭痛

緊張型頭痛を引き起こす要因としてストレスや精神的緊張があります。

ここでのストレスとは、不安や心配事などの精神的なストレスです。

過度のストレスや精神的緊張が中枢神経や、交感神経の働きを乱し頭痛を誘発すると考えられます。

筋肉の緊張と緊張型頭痛

運動不足や長時間のうつ向き姿勢、不眠などにより頭、首などの筋肉(頭部筋肉群)が緊張します。

筋肉の緊張とは筋肉が収縮した状態です。筋肉が収縮すると血管が圧迫され血流が不足します。

そして、この筋肉の収縮(こり)や血流不足が頭痛を引き起こします。

4. 緊張型頭痛の対処法

4−1. 緊張型頭痛の薬物療法

緊張型頭痛の治療も偏頭痛(片頭痛)と同じように薬物療法が中心になりますが、薬物乱用頭痛を引き起こさないためにも、1週間のうち2〜3日以上の使用は避けることが重要です。

頭痛時に使用される薬

  • 鎮痛剤:アセトアミノフェン
  • 非ステロイド系消炎鎮痛薬(NSAIDs ):アスピリン、イブプロフェン、ケトプロフェン、ナプロキセン 、ジクロフェナク、ロキソプロフェン

予防治療に使用される薬

  • 抗うつ薬:三環系抗うつ薬(アミトリプチリン)、四環系抗うつ薬(マプロチリン)
  • 筋弛緩薬:チザニン、エペリゾン
  • 抗不安薬:アルプラゾラム、エチゾラム

4−2. 緊張型頭痛の非薬物療法

薬物療法以外の治療法は、頭痛時の改善ではなく、主に再発・慢性化を防ぐためのものです。

緊張型頭痛を引き起こす要因であるストレスと筋肉の緊張を改善することで頭痛を予防します。

緊張型頭痛の主な非薬物療法

  • 筋電図バイオフィードバック療法:筋電図を使用して、筋肉の緊張を緩める(弛緩)訓練をする治療法
  • 認知行動療法:頭痛についての捉え方や考え方、行動を変えるための治療法
  • リラクセーション
  • ストレスマネージメント・ストレスケア
  • 運動療法
  • 頭痛体操
  • マッサージ
  • 姿勢の矯正
  • 噛み合わせや顎関節症の治療
  • 温冷パック
  • 鍼灸 など

これらの治療法のメリットは,薬物依存や副作用の心配がないことです。

しかし、内容や治療者によって効果が一定ではないこと、効果がでるまで時間がかかることなどの欠点もがあります。

薬物療法とうまく組み合わせて治療することも大切です。

5. 緊張型頭痛のまとめ

  • 危険な二次性頭痛を除外するためにも病院で受診する
  • 緊張型頭痛の原因は明らかになっていない
  • 軽症の場合は市販薬で対処可能
  • 薬の多用による薬物乱用頭痛に注意する
  • 薬物療法だけでは治らない場合(再発・慢性化)は他の対処法(予防法)を試す

バックッペインラボ式対処法は「片頭痛・緊張型頭痛|薬に頼らないで慢性頭痛を解消する方法」で詳しくご紹介しています。

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