体の「痛み」における無意識・暗示・観念の影響力

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無意識、潜在意識という概念は主観的なものであり「痛み」と同じように客観的、科学的に説明、実証しようがないものであります。

無意識、潜在意識というものが存在するかしないかは別にして、私たちは日常的に「気付かないうちに〜していた。」「知らないうちに〜していた。」という会話をするのであります。

ここに自分の知らない自分、自分の意図しない何か、無意識の存在を感じるのであります。

ここでいう無意識とは「自分では気付かない無自覚の心」という意味であり、奥底の意識、奥底の記憶、奥底の心であります。

もともと、無意識という概念はオーストリアの精神分析学者、精神科医であるジークムント・フロイトによる催眠療法、催眠暗示の研究から発見された概念であります。

催眠術を信じない人でも、自覚していない心、無意識の心というものがあり、なんらかの影響力を持っているというのは経験や直感から理解できるのであります。

また、催眠術や催眠療法でよく使われる暗示という言葉は、心の無意識層に、ある刺激を与え、なんらかの観念をおこさせるものという意味であります。

例えば、「痛み」を連想させる暗示が無意識層に「痛み」という観念を植え付け、「痛み」という症状になって現れるということであります。

精神的なものに興味のない人は、暗示を刺激(ストレス)、無意識を自律神経、身体反射と置き換えて考えるといいのであります。

無意識と「痛み」

無意識というものは意識して初めて「無意識だった」ことがわかるのであります。

無意識であるがゆえに自覚(自分で認める)するか、他者に指摘されて意識上に上がるまでは「無意識」に気が付かないのであります。

自分では緊張していないと思っても胃が痛くなったり、心臓がドキドキしたり、呼吸が早くなったり、言い間違えを繰り返したりすることで「自分は緊張している。」ということに気づくのであります。

他者に表情や行動を指摘され、初めて自分の感情に気づくこともあれば、姿勢や仕草から「疲れている自分」というものを発見するのであります。

習慣や癖というのも無意識であります。

気づいたらタバコに火をつけていた、気づいたらお酒の量が増えていたというのも無意識によるものです。

自動車の運転やスポーツも繰り返し練習し、慣れれば意識せずとも反射的に体は反応します。

意識して、さあ、手と足を交互に動かして歩くぞと歩いている人も、さあ、口を開けてしゃべるぞという人もいないのであります。

無意識による感情、身体反応、行動、習慣というのはオートマティックであり、意識しなくても自動的に行われているのです。

無意識層に「痛み」のスイッチというものがあるとすれば、なんらかの暗示(刺激)によって「痛み」のスイッチが入り痛いという症状を引き起こすのであります。

暗示の程度によってはすぐに、あるいは時間をかけて「痛み」を発生させるプログラムが自動的に作動するのであります。

それはあたかも無意識に心拍数が上がり、呼吸が早くなるようなものであり、無意識に涙が流れるようなものであります。

「痛み」を無意識の心による体の反応、無意識の記憶の現れという視点で見ると気づかなかったことが見えてくるのであります。

暗示効果による「痛み」

気づけば私たちの生活のほとんどは無意識であります。

別の表現をすれば、意識できないほどの速さで感じ、思考し、反応し、行動しているとも言えるのであります。

グラスを見れば色や形だけでなく「ガラスでできている」「割れるモノ」「飲み物を入れる道具」という情報、イメージを瞬時に(無意識的に)捉えているのであります。

この無意識的に捉えている情報が暗示であり、暗示によって与えられたイメージが観念であります。

暗示とは「無意識的になんらかのイメージをおこさせる情報」であります。

「なんとなく◯◯が食べたい。」「何故か無性に◯◯が食べたい。」という一見なんの根拠もないものでも、数日前に何気なく目にしたCMやTV番組、または友達との会話に影響を受けていることも少なくないのであります。

「なんとなく嫌いな人」というのも無意識的に嫌なイメージをおこさせる情報を瞬時に捉えているのであります。

暗示はイメージに影響を与え、イメージは感情に影響を与え、感情は生理作用に影響を与えるのであります。

「痛み」や病気は陰性の感情(恐怖、不安、怒り、悲しみ、焦り、妬み…)の現れでありますから、陰性の感情を引き起こす暗示、イメージを受け取らないことが大切であります。

情報の暗示効果

健康情報をはじめ、薬やサプリメント、健康商品の広告などは病気の暗示に不自由しないのであります。

よく見れば誰にでも当てはまる症状を危険な症状として紹介したり、極端な例、稀な事例を一般的にあり得る例として取り上げ、暗に不安や恐怖の種を植え付けるのであります。

その情報を信じても信じなくても「痛みや病気の存在」というものを強く暗示しているのでありますから「痛み」や病気のイメージを知らずに受け取っているのであります。

ですから、腰痛の情報を見たからといって何も腰痛になるとは限らないのであります。

この場合は「体は痛くなるもの」という暗示であるから、頭でも膝でも痛くなるところは問わないのであります。

食べ物を連想すれば自動的に唾液や消化液が分泌されるがごとく「痛み」を連想すれば痛くなるのであります。

この時、食べ物の種類、痛くなる部位は問わないのであります。

医師の暗示効果

健康情報などで暗示にかかると誰にでもある日常的な不調や「痛み」でも気になるものであります。

「もしかしたらあなたも◯◯かもしれない!?」というフレーズが頭をよぎるのである。

医師に「今のところ問題ありません。」と言われれば「今のところ」というフレーズが気になり、「悪化したらまた来てください。」と言われれば「悪化」が印象に残るのである。

また、画像検査による暗示、診断名による暗示、他の患者から受ける暗示なども無意識に作用するのであります。

原因不明、老化現象、進行性、慢性、遺伝などは暗に「治らない」ということを連想させる強い暗示であります。

名医と言われる医師は暗示効果、心の作用というものを知っており、態度や動作、言葉や表情で患者に健康の暗示と安心を与えるのであります。

 

このように私たちは外部から日常的に暗示を受けているのであります。

何故か無性に食べてくなった。無性に欲しくなった。気づいたら◯◯していた。というのは暗示の影響によるものであります。

この外からの暗示を本当の自分の心と勘違いしたり、自己暗示によって強化したりしているのであります。

「痛み」の観念と「健康」の観念

病気や「痛み」の暗示を断ち切るには自分の治癒力、自分の生命力に対する絶対の信頼、信念が必要なのであります。

病気や「痛み」の暗示を全て否定し、自分の奥底の心、無意識の心に健康の暗示、健康の種を植えるのであります。

 

腰痛では、二足歩行である人間の宿命であるという説、ヘルニア原因説、腰に負担をかけるな、老化現象だからしょうがない、安静にしろ…等の仮説が長い間信じられていました。

これらは全て「腰痛を治らなくする」ための暗示であり、ご存知の通り絶大な暗示効果を発揮しました。

ストレス(心の緊張)で胃が痛くなることは常識でもストレスで腰が痛くなることは非常識だったのであります。

この腰痛の常識、そして、「常識は正しい」という暗示により腰痛患者が増加したのであります。

常識とは時間と空間で変化するものであり、実態がないものであります。

実態がないものは仮想であり、幻想であります。

どんな病気や「痛み」であっても治すことができるのは自分の治癒力、自分の生命力であるというのが変わることのない真実であります。

 

どんなに健康になりたいと思っている人でも実際には色々な症状が現れて辛い思いをしているかもしれない。

治らないかもしれないという不安や焦り、プレッシャー、悲しみ、いろいろな葛藤に悩んでいるかもしれない。

それでも断固として自分の治癒力、生命の力を信じるのである。

皮膚が傷つけば皮膚を再生し、骨が折れれば骨を再生する生命の治癒力、数10兆の細胞を生かすところの生命の力を信じるのであります。

何もない状態から脳、臓器、骨、筋肉、皮膚など、あらゆるものを創りだしたところの生命の力であります。

何もない状態から病気や「痛み」をつくることも自在であり、健康をつくることも自在であります。

自在とは自分の観念次第ということであります。

「痛み」の観念を起こせば「痛み」を発し「健康」の観念を起こせば「健康」を発するのであります。

病気や「痛み」の暗示、観念をすべて否定し、否定し、否定し尽くし、「健康」の暗示、概念により自分の治癒力、生命の力、絶対なる力を信じて、信じて、信じきったとき、光が自分の中にあったことに気づくのであります。

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