変形性関節症の名医とヤブ医の見分け方

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画像上の変形性関節症

変形性関節症には変形性膝関節症、変形性股関節症の他に、変形性足関節症、変形性肩関節症など関節ごとに変形性関節症が存在するのであります。

関節とは骨と骨を繋ぐジョイントの部分であります。

このジョイントの部分には動きをスムーズにするための軟骨というものがあり、この軟骨がすり減ることで関節が痛くなったり、動きが制限されるというのであります。

言い換えれば関節軟骨磨耗症とでも言いましょうか。

軟骨は再生しないので、とにかく軟骨をすり減らしてはいけないということになっているのであります。

この何々症というのは症状名でありますから、症状、状態を表しているのであります。

つまり、変形性関節症というのは関節が変形している状態ということになるのであります。

変形とは何かと言うと、軟骨がすり減って骨と骨の隙間が狭くなっている状態、関節に骨のトゲ(骨棘)ができている状態、関節の収まりが悪い状態などと説明されるのであります。

変形性関節症とは見た目の症状であり、レントゲンやMRIの画像上の骨や軟骨の状態であります。

この骨や軟骨の状態を見て「10年後には手術をしなければいけない。」「手術をしなければ治らない。」と言っているわけであります。

ここに医師と患者の認識の違い、ズレがあるのであります。

患者は骨や軟骨の見た目を整えるために病院に行っているわけではないのであります。

痛くて歩けない、この痛みをなんとか治したい、この不安から早く解放されたいという切なる願いを持って病院に行くのであります。

美容整形のように鼻の形を変えたい、頬を細くしたい、見た目を変えたいという理由で痛みに耐えながら病院に行っているのではないのであります。

骨や軟骨の変形を治したいのではなく「痛み」を治したいのであります。

「10年後には手術をしなければいけない。」「手術をしなければ治らない。」というのは骨や軟骨の見た目の説明であります。

骨や軟骨の見た目は直らない、直すには手術が必要ということであります。

「痛み」は治らない、治すには手術が必要ということではないのであります。

あたかも骨や軟骨の変形が「痛み」の原因であるかのように聞こえるが、レントゲンやMRIの画像、見た目の説明をしているにすぎないのであります。

一体誰が、骨や軟骨の変形(変形と言っても加齢による自然な現象であります)が痛みの原因だと言ったのでありましょうか。

骨や軟骨の変形が痛みの原因であるという根拠は一体どこにあるのでしょうか。

皆さんは本当に骨や軟骨の変形が痛みの原因だと思っておられますか。

皆さんは本当に老化や遺伝が痛みの原因だと思っておられますか。

変形性関節症の原因

老化や遺伝というのは原因不明の別名であります。

変形性関節症というのは女性の方が多いのでありますから、老化が変形性関節症の原因であれば、女性の方が男性よりも骨や軟骨の老化が早いということになります。

10代で変形性関節症、老化現象と診断された人などは、人より何十年も老化が早いということになるのであります。

遺伝が原因ということになれば、遺伝子が存在するわけですが、変形性関節症の遺伝子というものを確認した人は未だかつていないのであります。

体が硬い、柔軟性の低下というのも同じであります。

バレエやヨガをやっている人でも変形性股関節症と診断されるのでありますから、何もやっていない人はどこまで体を柔らかくしたらいいのでありましょうか。

また、加齢による筋力の低下が原因でしょうか。

体重の増加による関節への負荷が原因でしょうか。

スポーツをしている人、痩せている人は変形性関節症にならないのでありましょうか。

筋力があってもなくても、痩せていても肥えていても「痛み」は感じるのであります。

変形性関節症の原因については変形性股関節症の「痛み」の原因という記事に詳しく書いてありますが、骨や軟骨の変形=痛みではありません。

軟骨は再生するとかしないとかいう前に軟骨の変形≠痛みでありますから、軟骨のすり減りを気にしながら生活する必要はないのであります。

変形性関節症の名医とヤブ医

変形性関節症を加齢による進行性の病気、治らないものとして捉えるならば、手術をして関節を人工のものに換えるしか道はないのであります。

しかし、それは骨や軟骨の見た目を変える手術であり、例えれば、シワをとる手術であります。

「10年後には手術をしなければいけない。」「手術をしなければ治らない。」と言っているのは骨や軟骨の状態、骨や軟骨の見た目であります。

骨や軟骨の見た目が直らないのであって「痛み」が治らないのではありません。

また、手術をしたからといって見た目は直るかもしれないが、必ず治る、痛みがなくなるということではないのであります。

私は手術を全て否定するわけではなく、不安や恐怖という痛みの種を植え付けることを否定しているのであります。

治療というものは本来、人に備わっている治る力、自己治癒力を救けるものであって、治療自体に治す力はないのであります。

薬も手術もそれ自体が治すのではなく、「治る」ために一時的に利用する一つの手段にすぎないのであります。

目的地に行く手段は電車もあれば、飛行機や車もあるのであります。

しかし、どんな交通手段であっても、目的地に行くという意思、行きたいという希望、心がなければ行くことはできません。

治らない、手術しかないという言葉で心を縛り、不安や恐怖、絶望と苦しみを与えて「治したい」という意思、希望を消失させるのがヤブ医者であり、安心という良薬を与えて自然治癒を救けるのが名医であります。

手術が上手なのが名医ではなく、手術せずに自己治癒力を引き出し、手術不要にするのが名医であります。

 

患者は、痛みに苦しんでいるのではなく、痛みと不安に苦しんでいるのであります。

変形性関節症と心の作用

ある女性は股関節が痛くなり病院に行ったところ、変形性股関節症と診断され「手術をしなければ治らない」と宣告された翌朝から痛みが激しくなり杖がなくては歩けなくなったのであります。

診断前の痛みと、診断後の痛みが明らかに違ったため、彼女は軟骨のすり減りと痛みは関係がないことに気がつくのであります。

 

また、他の女性は、ぎっくり腰で病院に行ったところ、腰の骨には異常がなく、腰の痛みは心因性のものと診断されたのであります。

しかし、レントゲンを撮った際に「腰の骨には異常がないが、変形性股関節症であるから10年後は手術しなければいけなくなる。」との宣告を受けたのであります。

その後は腰の痛みよりも股関節の違和感が気になりだして、ついには股関節に痛みを発したのであります。

どのような意図があってそのようなことを言ったのかは不明でありますが、彼女にとっては腰や股関節の痛みよりも10年後の不安、落胆の方が深刻な苦しみ、悩みになってしまったのであります。

この医師は、腰痛は心因性と診断しているのであるから、心が体に作用することを知っているのであります。

心が体に作用することを知っているのであれば、不安や恐怖、悲しみなどの陰性感情が痛みをつくり出すということも知っているはずである。

医師という権威者の言葉は強く患者に影響を与えるのであるから「10年後は手術しなければいけなくなる。」などという患者を不安にし、落胆させるような野卑な予言、妄想、占い、呪い、自己顕示欲の類は厳に慎むべきである。

肉体は心の現れであります。

医療の現場では、認知行動療法、マインドフルネス(瞑想法)、心理学というものを取り入れ、心の作用が症状に影響するということが認められているのであります。

また、医師は薬を処方する時、薬の物理的な作用だけではなく、薬のプラセボ効果(心が体に作用して治す効果)というものを期待、加味して処方するのであります。

つまり、安心、健康を印象させるか、不安、不健康を印象させるかによって薬の効果が変わるのであります。

 

変形性関節症に限らず、どんな症状であっても、健康になるという意思、健康になりたいという希望、健康心というものがなければ健康になることはできません。

「痛くなるかもしれない、手術しなければいけない、不健康になるかもしれない。」という不安に取り憑かれて生活する人は肉体的に健康であっても心は不健康人であり、痛みや他の症状があるけれども「自分は幸福である。」という信念をもって生活する人は真の健康人であります。

恐れは、私たちの体の痛みと心の苦悩を百倍にも拡大させます。

恐れは、心臓、神経系統そして脳に壊滅的影響を与えます。

積極性、勇気、判断、常識そして意思の力を破壊します。

もしあなたが不健康や失敗への恐れに悩まされ、それを押しやることができないのであれば、あなたを夢中にさせる面白い本を読んだり、さらには、罪のない娯楽に熱中することであなたの気分を変えてください。

そうすれば、心は恐れで悩まされることを忘れるでしょう。

パラマハンサ・ヨガナンダの「成功の黄金律」

前述の変形性股関節症と診断された女性の一人は今月、マッターホルン(アルプス山脈に属する標高4,478mの山)に登頂する予定であり、もう一人の女性は海外で車の旅を楽しむ予定とのことであります。

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