世界観が360°変わるということ

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施術の世界観が変わると

先日、第14回慢性痛施術者協会(JCPPS)オンライン定例会が終了しました!

今回は施術観(施術の世界観)が360°変わるという話です。

一度読んだ本をしばらくしてから読み返すと、初めに読んだ時には理解できなかったことが理解できたり、気づかなかったことに気付いたりすることがあります。

それは初めて読んだ時としばらくしてから読んだ時では思考(ものの解釈の仕方)が違うからです。
ときに我々は、ものの見方が180°変わるという体験をすることがあります。

そのような体験をすると、まるで狭い井戸の中から大海に出たカエルのように全てのものごとが新鮮に見え、全てが今までとは別世界のように感じます。

その180°転回した新鮮な思考を持ちつつ、その思考を今の生活に活かすのが360°の転回です。
そうなると、例えば手技の場合でも今までと同じことをやっているようでも全く別物の手技になります。

思考(施術観)が変わり、それが今までの手技に活きてくると、患者さんの体に対する触れ方や扱い方、
次にどういった流れでアプローチをすればいいかといった施術の組み立てなどが変化します。

いわゆる、一周まわって一層上の手技になります。
言い換えればスパイラルアップ(螺旋状に成長)した手技です。

JCPPSが目指すのはこのような360°転回した手技であり、360°転回した施術であり、360°転回した生活に活きる世界観です。
世界観が360°転回することで、今の生活そのままで景色が変わります。

今回は、そのためにはどうすればいいかという具体的な方法をお話しさせていただきました。

井の中の蛙大海を知らず

もちろん、世界観が180°転回するだけでも素晴らしいことなのですが、狭い井戸の中から大海に出たカエルの中には、こんなカエルもいます・・・

全てのものごとが新鮮に見え、全てが今までとは別世界のように感じたカエルは、過去の自分がちっぽけな存在に思えてきます。同時に過去の自分と同じような思考をしているカエル達もちっぽけな存在に思えてきます。

やがてそういうカエルたちを冷めた目で見るようになったり、嘲笑したり馬鹿にするカエルもでてきます。

やがて自分は特別なカエルだと勘違いして教祖カエルやカリスマ・カエル、オレは悟ったカエルになるのもいます。

そんなカエルの周りには利益の享受を求めるカエルたちや、なんちゃって悟ったカエルたちが、カエルなのに金魚の〇〇のように群がってきます。

そうやって今までより少しだけ大きい井戸が出来上がります。

”井の中の蛙大海を知らず”とバカにする蛙も、所詮、井の中の蛙だということに気づいてくれればいいのですが。

おしまい😀
※これはカエルの話です。

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この記事を書いた人

早坂秀一のアバター 早坂秀一 JCPPS代表

日本慢性痛施術者協会(JCPPS)代表|オンラインコミュニティ運営|整体院経営|セミナー講師|著書Kindle版「痛みを手放す」「生命の治癒力」

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