宣言するということ

昨日は日本慢性痛施術者協会(JCPPS)の今年最後のオンライン定例会でした。

今回の内容は、今年一年の自分の成長や変化を振り返り、来年はどんなアクションを起こすのかを宣言するというものでした。

宣言とは、周りの人に自分の意思を伝えるということと同時に、宣言したことは実行するという自分に対する約束でもあります。

いろいろな方の悩みや相談を聞いていると、多くの人は何をすれば良いかは知っている。

知っているが行動に移せないというのが悩みであります。

こうした方がいいか、ああした方がいいか、もっといい方法はないかと悩んでいるうちに1年が過ぎ、2年が過ぎ、気づけば結局何も進んでいない。

また、何をすれば良いかわからないという人もいるが、何をすれば良いかわからないというのは何もしていないからであります。

どっちをやれば善いかわからないのは、どっちもやらないからであります。

両方やってみて、はじめて比較することができるのであります。

つまり、悩みの多くはアクションを起こせないことが悩みの種であります。

失敗したら嫌だとか、出来なかったら嫌だと思えば思うほど一歩が踏み出せない。

しかし、エイと踏み出してしまえば前に進む他はない。

前に進めば違う景色が見えてくる。さらに踏み出せば新たな道が見えてくる。

失敗したら引き返せばいいし、上手くいったらそのまま進めばいい。

そもそも失敗したといえるほど本気で行動したのか?

1食抜いただけでダイエットをしたとは言わないし、それで痩せないからといってダイエットに失敗したとも言わないでしょう?

ある程度やり切らないと失敗すらできないということになるのであります。

失敗したといっても、違う解釈をすれば、上手くいかないデータが得られたということであって結局はプラスになる他はないのであります。

進むべき方向を間違えて致命的な損失をするとか、生命に関わる重大な選択をするとかの話ではなく、まず家から一歩出ようという話をしているのであります。

普段頭の中にある思考を言語化して言葉として発することがすでにアクションであり一歩目であります。

そうして自分が宣言したした約束を一つづつ実行する。

一つづつ自分への約束を誠実に果たしていくことが自己信頼となり、本当の意味での自己肯定感に繋がるのだと思います。

このようなことが言えるのも、真剣に話し合える場があってこそであります。

自分を客観視するのは難しい。

自分で自分の背中を押すのは難しい。

だからこそ、本音で話せる仲間がいるということは掛け替えのないことなのです。

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この記事を書いた人

早坂秀一のアバター 早坂秀一 JCPPS代表

日本慢性痛施術者協会(JCPPS)代表|オンラインコミュニティ運営|整体院経営|セミナー講師|著書Kindle版「痛みを手放す」「生命の治癒力」

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